飲み比べしたい♪静岡の有名ブランド茶をご紹介!

2021.06.25(Fri)

日本有数のお茶の生産地である静岡県には、

本山茶以外にも様々なお茶の銘柄があります。

同じ静岡県でも、沿岸部と山間部では気候も風土も異なるため、その表情も十人十色。

それぞれ、国内外のコンテストを数多く受賞しており、まさに日本一のお茶どころ。

今回は、本山茶を含む4つの銘柄についてご紹介していきます。

 

静岡茶の四天王

静岡茶は産地ごとにブランドが独立しており、

各々の魅力を確立しているのが特徴です。

その中でも、特に有名なのが、後述する銘柄たちです。

 

・掛川茶

静岡県中西部の掛川市で生産され、深蒸し茶の発祥として広く知られています。

深蒸し茶とは、摘み取った茶葉を高温で蒸す時間を、通常よりも長くしたお茶のこと。

その特徴は渋みが少なく、甘みがあり、まろやかな口あたりです。

 

日照時間の関係で苦味や渋みが強く、一般受けしませんでしたが、

その弱みを克服するべく考案されたのが、深蒸し製法。

 

現在では、「全国茶品評会」で「産地賞」を20回も受賞するなど、

日本国内有数の品質の高さを誇っています。

 

・川根茶

静岡県中部の山間部である川根地区で生産され、

高級茶のひとつとして知られています。

爽やかな味わいと、黄金色の水色(すいしょく)が特徴。

 

明治時代にはアメリカで開催された万博に出品し、「極上煎茶賞」を受賞。

世界からも注目を集めているお茶です。

 

・天竜茶

浜松市の天竜川流域の山間傾斜地で生産され、

川根茶と同じく高級茶として広く知られています。

 

水色(すいしょく)は薄い黄緑色で、軽い口当たりと上品な香りが特徴です。

お茶本来の甘みを感じることができるのも魅力のひとつ。

 

山間部特有の朝夕の霧や、昼夜の寒暖差など、

良質な茶葉が育ちやすい環境となっています。

 

最後を飾るのは、やっぱり本山茶

静岡県中部を流れる安倍川・藁科川の上流に位置する山間部で生産されており、

静岡のお茶の歴史の中で最も古く、800年前から存在しています。

徳川家康も愛飲しており、その死後も御用茶として徳川幕府に献上されていました。

優しい口当たりに、爽やかな香りが特徴です。

 

本山茶については、当サイトで詳しくご紹介していますので、

良ければこちらもご覧ください。

 

まとめ

今回は静岡茶の有名ブランド茶について、ご紹介してきましたが、いかがでしたか?

静岡県には、ご紹介した銘柄以外にも、様々なブランド茶があります。

ぜひ飲み比べをして、楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

静岡茶商工業協同組合が運営している「一茶」では、

選りすぐりのお茶をご紹介しています。

ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。